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新型肺炎感染者の公表対象に臨床診断追加 中国湖北省

湖北省武漢市の病院(10日)=ロイター

【広州=比奈田悠佑】中国湖北省は13日、新型コロナウイルスによる肺炎の感染者の公表対象を従来より簡易な臨床診断まで含めると発表した。同時に公表した13日午前0時(日本時間同1時)時点の同省の累計感染者数は4万8206人と、前日から1万4840人増えた。増加分のうち臨床診断が1万3332人と、大部分を占めた。早期の診断で、ウイルス拡散の抑止につなげる。

中国メディアによると13日正午(日本時間同午後1時)時点の中国全体の感染者は累計で5万9883人、死者数は1368人に達した。

湖北省は、中国本土全体の感染者のうち8割が集中している最も深刻な地域だ。中国の保健当局は4日に新型肺炎への対処計画の最新版を公表し、湖北省の診断方針に臨床診断を加えていた。実施まで約1週間かかったのは、現地の診療や患者の隔離体制が十分ではなく、対応が難しかったためとみられる。

これまでは鼻やのどの粘膜を成分分析して、新型コロナウイルスの有無を確定していた。この診断では湖北省の感染者数は前日から1508人増えた。中国メディアによると、臨床診断では肺のコンピューター断層撮影装置(CT)による画像検査の結果などで新型肺炎の感染を認めるとみられる。

粘膜の成分分析は時間がかかる欠点があり、発熱やせきで診察を待つ人からは不満が出ていた。また粘膜の成分分析で陰性反応だったとしても、その後の病状の進行によって陽性となるケースがあることが医療関係者から指摘されていた。

一方でCTなど画像診断にかかる時間は数分と早い。診断の速度を上げて治癒の確率を高めるほか、市民の不満や不安を抑える狙いがあるとみられる。

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