ネスレ日本、高岡社長が退任 「きっと勝つ」発想多彩

2020/2/13 11:45
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3月末で退任するネスレ日本の高岡社長

3月末で退任するネスレ日本の高岡社長

ネスレ日本(神戸市)の高岡浩三社長(59)が3月末で退任する。高岡社長は人口減が進む国内市場でも巧みなマーケティングで需要を喚起し会社の成長につなげた。同じく生え抜きで飲料事業本部長の深谷龍彦常務執行役員(46)にバトンを託す。

キットカットは「きっと勝つ」の語呂にかけ、受験生などへの応援アイテムとして販売を伸ばした

キットカットは「きっと勝つ」の語呂にかけ、受験生などへの応援アイテムとして販売を伸ばした

高岡社長は同社初の日本人生え抜き社長として2010年に社長に就任。主力チョコレート菓子、キットカットでは「きっと勝つ」の語呂にかけ、受験生などへの応援アイテムとしてキャンペーンを先導し、販売を拡大した。

コーヒーメーカーの無料貸出サービス「ネスカフェアンバサダー」

コーヒーメーカーの無料貸出サービス「ネスカフェアンバサダー」

専用カプセルの定期購入などを条件にコーヒーマシンを貸し出す「ネスカフェ アンバサダー」を始めるなど、顧客の課題解決につながる商品やサービスを生み出した。

ネスレ日本に役員の年齢に関する規約はないが、定年だとして高岡社長自ら退職を申し出た。今後は代表を務めるケイアンドカンパニー(兵庫県西宮市)で企業のコンサルティング業務などに注力するという。後任として深谷氏を指名。スイスのネスレ本社が承認した。

後任の深谷氏は3年ほどスイス本社で働き、新興国のシェア拡大など世界でも実績を残してきた。日本では家庭やオフィス向けに提供するカプセル式コーヒーマシン「ネスカフェ ドルチェ グスト」事業などをけん引。19年から始まった米スターバックスのコーヒーブランド商品の販売でも戦略を先導してきた。

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