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ルネサス最終赤字59億円 19年12月期、車載用低迷

2020/2/12 22:00
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ルネサスエレクトロニクスが12日発表した2019年12月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が59億円の赤字になった。前の期は509億円の黒字だ。主力とする自動車用半導体の販売が伸び悩み、産業機器用も苦戦した。米国の半導体メーカーの買収に伴う会計上の費用や早期退職の募集に伴う費用も減益要因になった。

売上高に当たる売上収益は5%減の7182億円だった。自動車向け半導体の売り上げは3711億円と5%減った。ルネサスは車を制御する「マイコン」と呼ばれる半導体で強いが、欧州の排ガス規制強化や中国の自動車販売の低迷で需要が減少した。流通在庫が過剰になり、在庫調整を迫られた。

産業やインフラ用の半導体は5%減の3297億円だった。買収した米インテグレーテッド・デバイス・テクノロジー(IDT)が供給するデータセンター用半導体は、次世代通信規格「5G」の立ち上がりとともに需要が増えた。一方で現行の4G向けは販売が減少した。産業機器は設備投資が低迷し全体として減収になった。

買収によって増加した無形資産の償却など会計上の費用もかさんだ。研究開発費や生産コストの抑制などで営業利益は68億円と黒字を確保した。前の期と比較すると90%減だ。買収に伴う借り入れで金利負担が重くなり最終赤字となった。

同日、20年1~3月期の連結業績見通しを公表した。企業買収に関係した会計上の費用や一過性の損益を調整した上で事業環境の変化を想定し、幅を持たせた。売上収益は1750億~1830億円(前年同期比16~22%増)を見込む。営業利益率は15%としており262億~274億円となる。前年同期は72億円だった。

新型コロナウイルスによる肺炎の広がりで、中国にある2工場の稼働を2週間停止させた。出荷減少の影響は1~3月の業績予想に反映している。同日の電話会見で柴田英利社長兼最高経営責任者(CEO)は「需要サイドの影響は考慮できていない。(自動車向けは)最終製品や顧客の需要にそれなりの影響が出ると想定している」との見方を示した。

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