トヨタ労組が要求提出 グループ労組も総額重視

2020/2/12 18:54
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トヨタ自動車労働組合は12日、会社側に2020年春季労使交渉の要求書を提出した。デンソーなどグループの各労組も同日までに要求をまとめ、交渉が本格的に始まった。トヨタグループの労働組合でつくる全トヨタ労働組合連合会は、前年に続き賃金の総額を重視する姿勢を強調。各種手当の見直しや若手の昇給など職場の課題解決につながる包括的な議論を労使に求めている。

全トヨタ労連は製造系組合の要求状況をまとめ、120組合の平均賃上げ要求額(定期昇給に相当する賃金制度維持分と賃金改善分に相当するベースアップの合計)は、前年比142円減の7952円だった。人手不足解消や昇格を促すため、職制手当の増額を要求に盛り込んだ組合は約50あるという。

全トヨタ労連はベアについて月3000円以上を目安とする方針を示したが、製造系労組のうち要求書にベアを明示した組合は約3割にとどまり、前年の約5割から減った。12日に愛知県豊田市で記者会見した山口健事務局長は「賃金に限定するのではなく、職場の体制や評価制度などもセットで議論することが交渉の大きな力になる」と述べた。

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