JT、「ガムのような」たばこの新商品 代替需要向け
日本たばこ産業(JT)は12日、ニコチンを含んだガムのようなたばこの新商品を17日に発売すると発表した。煙や蒸気が出る紙巻きたばこや加熱式たばこと異なり、においが出ないのが特徴。4月に改正健康増進法が完全施行となり喫煙場所が限られるなか、代替商品としての需要を見込む。
こうしたたばこは「スヌース」と呼ばれ、スウェーデンなど北欧を中心に普及している。たばこ葉を包んだ袋を口に入れると、じわじわと味が広がる仕組み。味は30分ほど持続する。JTは2013年から販売しているものの、日本では知名度がほとんどない。
今回、新たに抹茶と梅の味を追加する。価格は20個入りで500円。たばこ販売店など国内約2000店で販売する。4月の改正健康増進法完全施行で屋内は原則的に禁煙となるが、スヌースは規制の対象外のため乗り換え需要を見込む。