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心臓弁置き換えで国内初手術、人工心肺使わず 阪大

大阪大学の澤芳樹教授らは12日、患者の心臓を一時的に止めずに心臓弁の一つである「僧帽弁」を人工弁に置き換える手術を2月に国内で初めて実施したと発表した。臨床試験(治験)の第1例で経過は順調だという。新手法が普及すれば患者の負担が減るほか、従来の人工心肺装置を使う手術が困難な高齢患者などでも手術が可能になると期待している。

心臓弁膜症の一つである「僧帽弁閉鎖不全症」は重症になると心臓の拡大や不整脈、心不全などをもたらす。現在は人工心肺装置を使って心臓を止めてから手術している。

阪大は企業による治験に加わり、肋骨の間を小さく切り、心臓の先端部からカテーテル(細い管)を入れる手術をした。機能が衰えた僧帽弁を牛の組織を用いた人工弁に置き換えた。輸血量の減少や入院期間の短縮などにつながるとみている。

阪大チームは2009年、カテーテルを用い、心臓の大動脈弁を人工弁に置き換える手術に国内で初めて成功した実績がある。この手法は現在では広く普及している。

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