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東大が推薦入試のあり方見直しへ 志願者数が低迷

東京大は12日に開いた記者会見で、2016年春入学者向けの入試から始めた推薦入試について、早くて21年春入試から制度を見直す方針を明らかにした。志願者数が低迷し、定員割れが続いているため。推薦要件や各校からの推薦人数の制限の見直しも含めて検討し、志願者数や多様性を確保できる新方式を近く公表する。

東大の安田講堂(東京都文京区)

推薦入試の募集人員は毎年100人程度。20年春入試の志願者数は173人で、合格者数は73人だった。16~19年の志願者数は173~185人、合格者数は66~77人にとどまっている。

武田洋幸・推薦入試委員会委員長は会見で「学力だけではない、多様な素晴らしい学生が獲得できている」と述べる一方「志願者数をなんとか増やしたい」と語った。全国の高校へのアンケート結果や、指導教官らの意見を踏まえて制度を見直すという。

東大の推薦入試は学生の多様性を高め、特定の分野で特に秀でた能力、関心のある学生を集める狙いで始まった。高校在学中の論文発表や各科学オリンピックの受賞歴、留学経験などを書類や面接で評価し、大学入試センター試験の成績も8割程度の得点を目安とする。学校長がこうした要件を満たす受験生男女1人ずつまでを推薦することになっている。

新方式では募集人員を維持しながら、推薦要件や推薦方法を見直すとみられる。大幅に変更する場合は、十分な準備期間をとって新方式に移行する。福田裕穂副学長は「できれば300人ほどの受験生から3分の1くらいを選びたい」と話した。

また東大は21年春入試から、大学入学共通テストの英語のリスニングを活用する。福田氏は「共通テストの試行調査を慎重に検討し、東大の基準に合う内容だと判断した」と説明。個別試験でも従来通りリスニングを課すとしている。

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