QDレーザ、視力補う端末が医療機器の承認取得

2020/2/12 16:27
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半導体レーザーのQDレーザ(川崎市)が開発した視覚障害者の視力を補う眼鏡型のウエアラブル端末が、国内で医療機器として販売する承認を得た。同社は2020年中にもメガネ店などを通じて販売を始める計画で、承認を追い風に販路を広げる考えだ。

QDレーザが開発した端末。中央のカメラで撮影した映像を網膜に投映する仕組みだ

同社の端末「RETISSAメディカル」は小型カメラで撮影した映像を微弱なレーザー光で目の網膜に直接投映する仕組み。角膜に異常のある重い障害や極度の近眼などの場合でも、網膜に問題がなければ映像が見えることが期待されるという。19年2月に医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ医療機器としての製造販売承認を申請していた。

QDレーザはすでに、カメラの映像を投映する代わりにスマートフォンやタブレットの映像を見えるようにする製品「RETISSA Display」を18年から約60万円で販売している。RETISSAメディカルの価格は未定だが、RETISSA Displayを上回る見込みだという。

同社は菅原充社長が富士通研究所からスピンオフして06年に創業したスタートアップ企業。12年にレーザーで網膜に映像を映す技術の研究を始めた。

(山田遼太郎)

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