サムスンの縦型折り畳みスマホ、気になる耐久性は?

2020/2/12 18:00
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発表会後の体験会で展示された「Galaxy Z Flip」(撮影:日経クロステック)

発表会後の体験会で展示された「Galaxy Z Flip」(撮影:日経クロステック)

日経クロステック

韓国サムスン電子は米サンフランシスコにて11日(現地時間)開いた新製品発表会で、有機ELディスプレーを備えた折り畳みスマートフォンの新型機「Galaxy Z Flip(ギャラクシーZフリップ)」を発表した。14日に1380ドルで発売する。2019年9月に発売した折り畳みスマホ「Galaxy Fold(フォールド)」の価格は1980ドルだった。

フォールドでは横開き、すなわちディスプレーの長辺側がヒンジとなって折り畳んだり、開いたりする仕様になっていた。Zフリップは、縦開きである。サムスン電子は19年10月の開発者イベントで、縦開き型を開発中だと明らかにしていた。それを正式に製品化したかたちである。

フォールドは、レビュー端末のヒンジ部分などで不具合が続出したことから、発売が延期になったというサムスン電子にとって「苦い経験」がある。そのためか発表会では、高い屈曲特性とヒンジ部分の改良点をアピールしていた。例えば屈曲耐性に優れた薄型ガラスを採用。20万回の屈曲にも耐えられるという。この回数は、フォールドと同等である。

ヒンジ内部には、ブラシを搭載。例えば、外部から粒子が入り込むのを防止する役目がある。ブラシを内蔵したスマホは、恐らく業界初であろう。なお、本体は防水仕様ではないという。

ヒンジの背面側(撮影:日経クロステック)

ヒンジの背面側(撮影:日経クロステック)

ヒンジの側面側(撮影:日経クロステック)

ヒンジの側面側(撮影:日経クロステック)


では縦開きにすると、どのような応用があるのか。発表会では、ノートパソコンのように開いた状態でテーブルに置いて、自撮りをする様子を見せた。笑顔や動きなどを検知してシャッターを切れるので、タッチすることなく自撮りできる。

Zフリップは、女性ユーザーを強く意識した作りのようだ。発表会で紹介された利用シーンの多くの場面で、女性が登場していた。

自撮りに関しては、折り畳んだ状態でも撮影前に写り具合を確認できる。本体背面側にある小型ディスプレー(カバーディスプレー)を用いる。このカバーディスプレーは300×112画素、1.1型の有機ELパネルである。

本体色も女性が好みそうな色を多くそろえた。フォールドに比べて軽く、かつ折り畳み時に小さくなる点も女性に受け入れられそうだ。折り畳み時の外形寸法は、縦87.4×横73.6ミリで、開いた状態で同167.3×73.6ミリである。高さに関しては、厚い部分で折り畳み時17.3ミリ、開いた状態で7.2ミリである。重さは183グラム。フォールドは276グラムだった。メインディスプレーのサイズは開いた状態で6.7型。画素数は2636×1080である。

(日経BPシリコンバレー支局 根津禎)

[日経クロステック 2020年2月12日掲載]

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