冬の鰻 ノンフィクション作家 堀川惠子

エッセー
2020/2/18 14:00
情報元
日本経済新聞 電子版
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鰻(うなぎ)といえば、土用の丑(うし)の日にと思う人は多いだろう。暑さに負けぬよう栄養満点の鰻で精をつけようと、ちょっと財布が痛んでも我慢して列に並んでしまう。しかし、その鰻、実は冬のほうが美味だということを長く知らなかった。まさに今が食べごろなのだ。

それを教えてくれたのは、近所の天ぷら屋さん。4年前、執筆していた本の中で、中江兆民が厳冬の最中、鰻をもって病床の友人を見舞う場面を書いた。最終的…

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