ネスレ日本社長に深谷氏 高岡氏は退任

2020/2/12 12:15 (2020/2/12 15:49更新)
保存
共有
印刷
その他

社長に昇格する飲料事業本部長の深谷龍彦常務執行役員

社長に昇格する飲料事業本部長の深谷龍彦常務執行役員

ネスレ日本(神戸市)は12日、飲料事業本部長の深谷龍彦常務執行役員(46)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。高岡浩三社長(59)は3月31日付で退任する。高岡社長は人口減が進む国内市場でも巧みなマーケティングで需要を喚起し成長につなげた。同じく生え抜きの日本人人材にバトンを託す。

高岡社長は2010年に社長に就任。主力チョコレート菓子、キットカットでは「きっと勝つ」の語呂にかけ、受験生などへの応援アイテムとしてキャンペーンを先導し、販売を拡大した。

ネスレ日本高岡社長

ネスレ日本高岡社長

専用カプセルの定期購入などを条件にコーヒーマシンを貸し出す「ネスカフェ アンバサダー」始めるなど、顧客の課題解決につながる商品やサービスを生み出し、同社の業績を伸ばした。

ネスレ日本に役員の年齢に関する規約はないが、定年だとして高岡社長自ら退職を申し出た。今後は代表を務めるケイアンドカンパニー(兵庫県西宮市)で企業のコンサルティング業務などに注力するという。後任として深谷氏を指名。スイスのネスレ本社が承認した。

ネスレ日本のコーヒーメーカー無料貸出サービス「ネスカフェアンバサダー」

ネスレ日本のコーヒーメーカー無料貸出サービス「ネスカフェアンバサダー」

深谷氏は13年、アジアやオセアニア、サハラ以南のアフリカ地域を統括するスイス本社のアシスタントリージョナルマネジャーに就任した。3年ほどスイスで働き、新興国のシェア拡大など世界でも実績を残してきた。

日本では家庭やオフィス向けに提供するカプセル式コーヒーマシン「ネスカフェ ドルチェ グスト」事業などをけん引。19年から始まった米スターバックスのコーヒーブランド商品の販売でも戦略を先導してきた。

深谷 龍彦氏(ふかたに・たつひこ)96年(平8年)関西学院大学商学部卒、ネスレ日本入社。16年常務執行役員。大阪府出身。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]