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サムスンが縦に折り畳めるスマホ 手のひらサイズに

(更新)

【シリコンバレー=佐藤浩実】スマートフォン最大手の韓国サムスン電子は11日、ガラケー(従来型携帯電話)のように縦方向に折りたためるスマホを2月14日に発売すると発表した。たたむと手のひらに収まり、価格も2019年に発売した「見開き型」と比べて3割抑えた。同時に発表した旗艦機種は「5G」への対応やカメラ機能を強化し、スマホ販売の活性化を狙う。

米サンフランシスコで11日に開いた発表会で、新機種「ギャラクシー Zフリップ」を披露した。1枚の画面を折りたためるスマホは、サムスンとして2機種目だ。画面サイズは完全に開いた状態で6.7インチ。「セルフィー(自撮り)」や「動画を見る」といった用途に応じて、ノートパソコンのように曲げる角度を調整しながら使うことができる。

たたんだときのサイズは73.6ミリ×87.4ミリ×17.3ミリメートルに収まり、ポケットなどに入れて運びやすい。重さも183グラムと「見開き型」(276グラム)の7割弱に抑えた。サムスンの無線事業部社長、盧泰文(ノ・テムン)氏は「新しい形で新しい種類のモバイルの体験をつくることで『フォルダブル』というカテゴリーを作る」と強調した。

新機種の価格は1380ドル。見開き型は1980ドル(日本は24万5520円)と高価で購入できる層が限られたが、新機種は米アップルの「iPhone」の上位機種と大差ない価格に抑えた。米国では2月に売り出す。9日のアカデミー賞のテレビ中継に合わせて発表前の製品CMを流すなど、より広い顧客層への販売をめざしている。日本ではKDDIが18日に予約の受け付けを始める。

旗艦機種は5Gとカメラ

同時に発表した旗艦機種の「ギャラクシーS20」はソフトとハードの両面でカメラ機能を強化した。15秒の動画を撮影すると、構図や表情の良いシーンを自動で抽出し、色合いなどを整えた写真や映像に仕上げる新機能を備えた。「インスタグラム」のようなSNS(交流サイト)に投稿しやすいという。

上位モデルには4つのカメラを搭載し、最大で100倍のズーム撮影を可能にした。旗艦機種の3モデルすべてで次世代通信規格の「5G」に対応。5Gによって動画視聴やゲームの利用が伸びると見込み、動画配信大手の米ネットフリックスや、クラウドゲームに注力する米マイクロソフトのゲーム事業「Xbox」などとの協業も発表した。

米調査会社のIDCによれば、19年の世界のスマートフォンの出荷台数は18年比で2%少ない13億7100万台だった。サムスンは中級機のてこ入れや5G対応機の販売により、1.2%増の2億9570万台を確保。世界シェアは21.6%で首位を守った。折り曲げスマホなど新機種の投入により、成熟するスマホ市場でのシェア競争での勝ち残りをめざす。

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