バイデン氏、再び苦戦か 米民主の第2戦投票で

2020/2/12 2:54
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【マンチェスター(米ニューハンプシャー州)=中村亮】米野党・民主党の候補指名争いの第2戦となった11日の東部ニューハンプシャー州の予備選挙でジョー・バイデン前副大統領(77)が苦戦を強いられた。CNNテレビによると、バイデン氏は5位にとどまる。初戦の中西部アイオワ州の党員集会に続く劣勢となれば、今後の選挙戦に悪影響が及びかねない。

バイデン氏は開票に先立つ米メディアのインタビューで「ここで私は勝ち目がない」と語って敗北を事実上認めていた。ニューハンプシャー州は人口の約9割を白人が占め、黒人層に高い人気を誇る同氏に不利だとの見方が根強かった。ただ同じ中道派のエイミー・クロブシャー上院議員(59)にも抜かれる公算が大きく、勢いを削がれるのは確実だ。

バイデン氏は11日、ニューハンプシャー州を早々に離れて2月末に予備選が開かれるサウスカロライナ州に入った。同州は民主党員の6割を黒人が占めてバイデン氏が強いとされ、早期に現地入りして巻き返しを図る戦略だ。一方で投開票後に支持者と選挙戦の成果を分かち合うはずだったニューハンプシャー州の集会には2分半のビデオ出演となった。

バイデン氏と同様に苦戦したとみられるエリザベス・ウォーレン上院議員(70)は支持者を前に「我々は長期戦に備えてきた。まだ始まりにすぎない」と強調して立て直しを誓った。ウォーレン氏はアイオワ州で3位に終わったとみられ、浮上のきっかけがつかめていない。

事前予想を上回る結果となりそうなクロブシャー氏は支持者集会で「感無量だ」と興奮気味に語った。中西部ミネソタ州選出の同氏は中道派として知られてトランプ政権下で進んだ社会の分断を阻止する必要があると訴えてきた。同氏が「結束というメッセージを全米に広げよう」と語りかけると支持者から「エイミーに投票を! トランプを倒せ!」との歓声があがった。

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