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中国、新型肺炎死者1000人超 操業再開で1.6億人移動へ

【北京=原田逸策】中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎で、中国本土の死者数は11日午前0時(日本時間同1時)時点で1016人に達した。1日あたりの死者数も108人と初めて100人を超えた。感染者数の伸びは足元では落ち着いているが、企業の操業再開で18日までに1億6千万人が故郷から職場に戻るため、再び勢いが増す恐れもある。

2002~03年の重症急性呼吸器症候群(SARS)の流行時には、終息宣言までの約9カ月で世界での死者は774人に達したが、今回は新型ウイルスの特定からまだ約1カ月。感染者数は2478人増え、累計で4万2638人となった。新たな感染者は前日より584人減り、1月31日以来の少なさだった。

中国では10日からの操業再開で多くの人が職場に戻る。中国の交通運輸省によると、11~18日に1億6千万人が車や鉄道で移動する見通し。

一部の省や市は感染者の流入を恐れ、高速道路の出入り口を封鎖するなどの対策をとっている。交通運輸省幹部は11日の記者会見で「国務院(政府)は道路封鎖や緊急物資を運ぶ車両の通行制限を厳しく禁じている」と強調した。全国428都市で公共交通機関の運行が停止したが、10日までに38都市で運行を再開した。

企業の操業再開は手探りだ。国家発展改革委員会によると、10日時点でマスク工場の76%、防護服工場の77%、石炭炭鉱の58%しか稼働していない。発改委幹部は11日に「人員不足、地方政府による制限、マスク不足、物流停滞などの問題がある」と指摘した。

一部地方では操業再開に地元政府の許認可が必要だが、発改委幹部は「許認可のような粗暴なやり方で操業再開を制限するのは厳しく制止する」と語った。

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