キリンHD、長期環境ビジョン改定 海外拠点含む

2020/2/10 19:57
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キリンホールディングス(HD)は10日、2050年を目標年とする長期の環境経営計画を改定したと発表した。使用済みのペットボトルをボトルに再利用したり、生物資源から作る素材を活用したりして、資源の循環による持続可能な包装容器の利用率を現在の1割未満から100%にまで高める。温暖化ガスの排出削減にも注力する。

「キリングループ環境ビジョン2050」を発表した溝内常務執行役員(10日、東京都内)

新たに「キリングループ環境ビジョン2050」として発表した。キリンHDは13年に50年を目標とする長期の環境ビジョンを策定。今回はこれまでの実績を踏まえ、海外拠点も含めて目標を設定し直した。

良質な使用済みボトルを回収し、飲料用のボトルに再利用するための原料確保に取り組む。溝内良輔常務執行役員は同日の記者会見で「不純物がほぼ含まれない(使用済みの)ボトルは他の用途でも需要が高い」と述べた。

温暖化ガスの削減では、中核となる事業会社のキリンビールで30年に15年比で36%削減する。

このほか、キリンHD傘下でオーストラリア事業を担当するライオンが、使用するエネルギーを25年までに太陽光や風力、水力などの再生可能エネルギーに100%切り替える。現在の再生エネ比率は約3割。同社の拠点で太陽光発電の設備を増やしたり、再生エネの発電事業者などから電力を調達したりする。

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