襲撃受けた歯科医師、工藤会トップら3人と和解

社会・くらし
2020/2/10 18:28
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暴力団工藤会(本部・北九州市)が関与したとされる2014年の歯科医師襲撃事件の被害者側が同会トップの野村悟被告(73)ら4人を相手取って慰謝料など計約8365万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審は10日、福岡高裁(西井和徒裁判長)で、野村被告側が金銭を支払う条件で3人との和解が成立した。被害者側弁護団は金額を明らかにしていない。

野村被告のほか和解が成立したのは、田上不美夫被告(63)と菊地敬吾被告(47)の会幹部2人。実行役の中田好信受刑者(44)は訴訟代理人がいないため、弁論が分離される。

野村被告らは工藤会本部を含む保有不動産の売却代金を被害者への見舞金に充てる意向を示していたが、支払い時期が明示できず一審では和解協議が決裂。福岡地裁が19年4月、約4820万円の支払いを命じ、同被告側は控訴していた。

関係者によると、今月に入り、北九州市内のNPO法人が工藤会本部事務所跡を1億円程度で購入する方針が決まったことを受け、見舞金などの支払いにめどが立ったとして、被害者側が和解を受け入れたとみられる。

野村、田上両被告はこの襲撃事件を含む4件で組織犯罪処罰法違反罪などの罪に問われ、地裁で審理が進んでいる。

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