国産腕時計「ちょい高」 機械式、職人技で売る
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スマートウオッチ(腕時計型端末)の台頭などで腕時計が多様になる一方、逆張りのように伝統的な国産の機械式腕時計にも熱い視線が注がれている。日本の職人による精巧なものづくりというストーリーを持つ時計が男性らの心をつかみ、指名買いする客も増えてきた。30万~50万円と「ちょい高」価格だが、むしろ売れている。
水墨画のような微妙な黒の濃淡――。協和精工(秋田県羽後町)の腕時計ブランド「MINASE(ミナ...

モノやサービスの値段にまつわる「なぜ?」を様々な角度から掘り下げる連載。商品の種目ごとに細かく担当を受け持つ日経記者が、その担当の商品・サービスの値段の変化がなぜ起きたのか、日本だけでなく世界のトレンドまで鋭く切り込む。