国内最古のカメの仲間化石と判明 スッポンモドキ

2020/2/10 16:20
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福井県立恐竜博物館などは10日、徳島県勝浦町の白亜紀前期(約1億3千万年前)の地層で2018年に恐竜の化石と一緒に見つかったカメの甲羅の化石が、国内最古となるスッポンモドキ科のものだったと発表した。

国内最古となるスッポンモドキ科と判明したカメの化石(徳島県立博物館提供)=共同

同博物館によると、これまで福井県勝山市で見つかった約1億2千万年前のものが国内最古だった。世界的にはタイで見つかった1億3千万~1億4千万年前のものが最古とされ、今回の化石はそれに匹敵する古さ。同館は「恐竜など当時の爬虫(はちゅう)類がアジアで分布を広げた過程を知る手掛かりとなる」としている。

スッポンモドキはスッポンに似たカメの一種。現在は太平洋の南半球にのみ生息し、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。

同館によると、化石は甲羅の腹側の一部(縦1.3センチ、横2.5センチ)と、背中側の一部(縦横9ミリ)で、甲羅全体の長さは約9センチだったと推定される。それぞれの表面に凹凸があることや、脚が出る部分に当たる腹側の骨にくびれがあることから、スッポンモドキ科の化石と分かった。

化石は16年から徳島県立博物館(徳島市)と共同で実施している発掘調査で発見。11日から3月1日まで徳島県立博物館で一般公開される。〔共同〕

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