患者死亡再審、検察側は求刑せず 大津地裁の公判結審

2020/2/10 16:10
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滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者(当時72)の呼吸器を外して殺害したとして殺人罪が確定し、服役した元看護助手、西山美香さん(40)の再審第2回公判が10日、大津地裁(大西直樹裁判長)で開かれた。検察側は論告で「被告が有罪との新たな立証はせず、裁判所には適切な判断を求める」と述べ、求刑はしなかった。再審公判はこの日で結審した。判決は3月31日に言い渡される。

弁護側は最終弁論で「どこにも犯罪はなかったのに、虚偽の自白を引き出して事件を作り上げた」と当時の捜査を批判。西山さんは最終意見陳述で「どんな思いで私たちが過ごしてきたか分かってほしい」と訴えた。

西山さんは任意の捜査段階で「呼吸器を外した」と自白し、04年に逮捕・起訴された。公判では無罪を訴えたが、大津地裁は05年に自白の信用性を認めて懲役12年を言い渡し、07年に最高裁で確定。17年8月に服役を終えて出所した。

第2次請求審で大阪高裁が17年、自然死や虚偽の自白の可能性を認めて再審開始を決定。最高裁も支持し、確定した。

3日の再審初公判で西山さんは、虚偽の供述をした理由について「(好意を抱いた担当刑事に)関心を持ってもらいたかった」などと説明した。

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