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中国物価1月5.4%上昇 8年3カ月ぶり高水準

新型肺炎も押し上げ

【北京=原田逸策】中国国家統計局は10日、2020年1月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比5.4%上昇したと発表した。上昇幅は19年12月より0.9ポイント拡大した。1月下旬からの春節(旧正月)休暇を前に食材などを買い込む人が増えたのが主因だ。新型肺炎の拡大で物流が鈍ったことも響いた。

CPIの上昇幅は11年10月(5.5%)以来、8年3カ月ぶりの高水準だった。前月比では1.4%上昇し、上昇幅は前月より1.4ポイント拡大した。上昇幅の拡大について統計局は「主に春節と新型肺炎の影響がある」と分析した。

商品別では、昨年夏からまん延したアフリカ豚コレラ(ASF)の影響で、豚肉が前年同月比116%上昇した。春節前に豚肉の需要が高まり、19年12月より上昇幅は19ポイント拡大した。豚肉の代替となる牛肉や羊肉も高止まりしている。

野菜も前年同月比17.1%上昇し、上昇幅は前月より6.3ポイント拡大した。新型肺炎の影響で輸送が滞り、供給が細ったことが響いたようだ。統計局によると、新型肺炎が発生した湖北省の1月のCPIは前年同月比5.5%、前月比1.5%上昇した。上昇幅はいずれも全国を上回った。

一方、同日発表した1月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比0.1%上昇した。19年12月の0.5%下落からプラスに転じた。前月比での上昇は19年5月以来、8カ月ぶりとなる。石油や天然ガスの値上がりが主な原因だ。

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