全国JR駅券売機で一時クレカ使えず システム障害で

2020/2/10 9:30 (2020/2/10 10:56更新)
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10日朝、全国のJRの駅の券売機やみどりの窓口でクレジットカードが一時的に使えなくなるシステム障害が発生した。午前4時から新幹線や在来線を利用する場合にカードでの切符購入などができなくなったが、同8時40分すぎに全て復旧した。

クレジットカードが使えなくなる不具合が発生し、発売停止の案内が張られた券売機(10日午前8時40分、JR東京駅)=共同

JR各社の券売機システムを扱う鉄道情報システム(東京・渋谷)によると、障害が起こったのは「MARS(マルス)」と呼ばれる券売機の総合システム。

この中のクレジットカードでの切符販売を処理するサーバーのデータベースに不具合が生じた。詳しい原因は調査中だが、サイバー攻撃の可能性は低いという。

影響はJR各社が運営するネット予約システムに及び、JR東日本の「えきねっと」では新幹線や在来線の特急列車などの指定席を予約した場合、駅で切符を引き取る際にクレジットカードが使用できなくなった。JR西日本JR九州のネット予約システムでも同様の事態が生じた。

東海道・山陽新幹線の座席をインターネットで予約できる「スマートEX」は別のシステムのため影響はなかった。

システムのトラブルは通勤ラッシュを直撃した。東京駅構内ではシステム障害を伝える放送が繰り返され、乗客らは券売機の前でスマートフォンを見たり、有人の販売窓口に急いだりしていた。

出張のため来日し、新幹線で名古屋に向かおうとしていた会社員のトルコ人男性(47)はカードで切符を買えず、初めてトラブルに気づいた。「午後の約束に間に合わないと困る」と焦った様子で駅構内の両替機で日本円を引き出し、切符を購入していた。

鉄道情報システムは10日、「ご迷惑をおかけしたことを心よりおわびします。今後、このような障害の再発を防止し、システムの安定稼働に努めます」とのコメントを出した。

同社が管理するシステムを巡っては、2019年2月、新幹線の自動券売機で一部の操作をすると使えなくなる障害が起きた。不具合はダイヤ改正に伴う座席予約システムの改修後に発生。東海道新幹線の駅のほか、JR東や西などの管内の駅でトラブルが確認された。

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