トランプ氏、報復で解任か ウクライナ疑惑証言の高官

2020/2/8 7:51 (2020/2/8 10:33更新)
保存
共有
印刷
その他

【ワシントン=中村亮】複数の米メディアは7日、「ウクライナ疑惑」でトランプ大統領に不利な証言をした駐欧州連合(EU)米大使のゴードン・ソンドランド氏と米国家安全保障会議(NSC)のアレクサンダー・ビンドマン陸軍中佐が解任されたと報じた。トランプ氏の罷免を争った議会上院の弾劾裁判で無罪評決が下り、報復人事に踏み切ったとみられる。

ビンドマン米陸軍中佐はホワイトハウスでウクライナ政策を担当してきた=ロイター

米メディアによると、ソンドランド氏は声明で「トランプ氏が私を速やかに召還する意向だと指示を受けた」と明らかにした。NSCでウクライナ政策を担当するビンドマン氏の代理人も職務から外されたと説明した。トランプ氏は7日、ホワイトハウスでビンドマン氏について「私は彼を評価していない。(処遇をめぐり)いつか判断が下されて発表されるだろう」と語った。

解任された2人は2019年11月にウクライナ疑惑をめぐる下院の公聴会に出席した。ソンドランド氏は同国への軍事支援の見返りにトランプ氏の政敵の不正疑惑に関する調査を求めたと証言した。ビンドマン氏はトランプ氏が政敵の調査を電話でウクライナ大統領に要請したことについて「不適切だ」との見解を示していた。

ウクライナ疑惑では国務省や国防総省、ホワイトハウスの関係者が公聴会に出席した。トランプ氏の報復人事はさらに続く可能性もあり、独断での政策決定に一段と歯止めがかからなくなる恐れがある。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]