千葉の地銀3行4~12月決算 千葉銀は実質業務純益減 低金利で収益伸び悩む

2020/2/7 19:54
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千葉県の地方銀行3行の2019年4~12月期決算が7日、出そろった。本業のもうけを示す単体の実質業務純益は前年同期比で、千葉銀行が減益、京葉銀行千葉興業銀行は増益となった。3行とも貸出金残高は堅調に増やしているものの、長引く低金利環境下で貸出金利息収益は伸び悩む。保険や投信など預かり資産の販売も苦戦を強いられて、各行は法人関連に力を入れ、手数料収入の確保に動いている。

千葉銀行が7日発表した決算は、単体の実質業務純益が1%減の548億円だった。国債等債券の売却を前年同期に比べて抑えたため、売却益が減り、国債等関係損益が減少した。

資金利益は有価証券利息配当金がけん引し、ほぼ横ばいの948億円だった。役務取引等利益は、協調融資やビジネスマッチングなど法人関連手数料が伸びた一方で、投信や保険の販売は伸び悩み、157億円にとどまった。

19年12月末時点での貸出金残高は、東京都内の法人融資が好調で5%増の10兆6340億円。連結純利益は1%減の410億円となった。

各行では前年に発生した取引先の粉飾や、景気の先行き不透明感を受け、与信関連費用も増加傾向にある。千葉銀は取引先の倒産や業績悪化などに備えた一般貸倒引当金を前年同期比3倍近くの23億円とした。

不良債権処理額は千葉銀が1.2倍の49億円、京葉銀が4倍の88億円、千葉興銀が2倍の8億円となった。千葉興銀は貸倒引当金戻入益が発生したが、千葉銀、京葉銀は与信関連費用の増加が最終損益を押し下げた。

千葉銀は同日、20年3月期の年間配当を従来予想より1株当たり2円高い10円と、前期から2円増配すると発表した。

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