渋沢栄一ゆかりの東京都北区、飛鳥山に大河ドラマ館
東京都北区は2021年のNHK大河ドラマの主人公が同区にゆかりのある実業家、渋沢栄一に決まったことを受け、区内に大河ドラマ館を設置する。ドラマの放送に合わせて21年2~3月ごろの開設をめざす。渋沢は24年度からの新1万円札の図柄にも採用されており、ゆかりの地として地域活性化に生かす。

大河ドラマ館は渋沢が邸宅を構えていた飛鳥山公園内に設ける。開設に伴う観光客の増加を見込んで、公園の整備にも取り組む。大河ドラマ館を設置するのは23区で初めてだという。同区の20年度予算案に大河ドラマ館の設置や渋沢ゆかりの地としての街おこし事業の費用として約4億7000万円を計上した。
花川与惣太区長は7日の記者会見で「渋沢翁によって北区が盛り上がっている。地域の活性化に取り組んでいきたい」と意気込みを語った。