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金ETF残高が過去最高、中東リスクと新型肺炎で金買い加速 1月

2020/2/7 18:20
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金を価値の裏付けとする金ETF(上場投資信託)の現物の残高が1月末時点で3カ月ぶりに過去最高を記録した。年明け以降、米・イラン関係の緊迫による中東リスクの高まりや新型肺炎の感染拡大が投資家の金買い加速を促している。価格は約7年ぶりの高値圏で推移しており、運用資産残高も8年ぶりの高水準まで増加した。

金の国際調査機関であるワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)がまとめた。1月末時点で世界の金ETFが保有する金現物の残高は2946トンと19年末から61トン増え、過去最高を記録した。ドル建ての運用資産残高も、欧州債務危機や米国債の格下げなどの影響で金が急騰した12年12月以来となる1500億ドル台に達した。

19年10月に過去最高に達した金ETFの残高は、19年12月に米中が通商協議で「第1段階の合意」に達したことで増加が止まっていた。年明け以降に、投資家の金ETF買いを促したのは不確実性の高まりだ。年明けに米軍はイラン革命防衛隊の司令官を空爆で殺害。米・イランの軍事衝突への警戒が高まり、ニューヨーク金価格は一時、1トロイオンス1613ドルと7年ぶりの高値をつけた。

1月中旬以降は、中国で発生した新型肺炎の影響が買い材料になった。残高の推移を追うと、感染拡大が加速した1月下旬に残高が急増している。肺炎の影響で、中国の消費や製造業の停滞などが意識され、世界景気の下押し圧力になるとの見方が強まり、資金を安全資産の金に移す動きが強まった。

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