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習近平主席「肺炎に打ちかつ」 トランプ氏と電話協議

【北京=羽田野主】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は7日、新型コロナウイルスによる肺炎問題を巡り、トランプ米大統領と電話協議した。習氏は米国が中国からの国外退避を勧告したことなどを念頭に「米国は疫病を冷静に評価して合理的に対応してほしい」と述べた。一方、トランプ氏は「さまざまな方法で中国に援助をしたい」と述べ「専門家を中国に向かわせたい」と提案した。

中国国営の新華社が伝えた。習氏は「世界保健機関(WHO)は専門的な角度から各国に過剰反応をやめるように呼びかけている」とも指摘した。「中国全土で最も厳格な措置をとっている」と説明し「疫病との戦いに打ちかつ完全な自信と能力がある」と強調した。

習氏が米国に冷静な対応を呼びかけたのは、新型肺炎をきっかけに米国次第で各国の「中国離れ」がますます広がりかねないと懸念しているためだ。

米国務省が米国人の中国全土への渡航の警戒レベルについて、4段階で最も高い「渡航中止・退避勧告」に引き上げたのは1月30日。WHOは同じ時期に「緊急事態」に該当すると宣言したものの、渡航制限の勧告は見送っていた。

ところが各国は独自の自衛策に走り、6日時点で102カ国が一定の入国制限を実施している。英外務省も2月4日、中国本土に残る英国民に退避するよう勧告した。

習氏は「中国経済は長期にわたっていい方向に発展する流れは変わらない」とも伝えた。中国国内だけでなく海外とも人やモノ、カネの流れが停滞すれば中国経済が窒息しかねないとの危機感をにじませた。

習氏は米中貿易協議の「第1段階合意」に署名したことに触れ「中米はいくつかの意見の違いはあるが、対話や協議を通じてお互いに受け入れ可能な解決方法を探し出すことができる」と指摘した。トランプ氏は「第1段階合意をきちんと実行するように努力して両国関係を前に進めたい」と応じた。

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