逗子斜面崩落で国交省調査へ 神奈川県は警戒区域点検
神奈川県逗子市で道路脇の斜面が崩落し、県立高校の女子生徒(18)が巻き込まれて死亡した事故で、国土交通省の土砂災害研究室長と研究官の2人が、崩れた斜面の状況を調べるため7日、現地調査を行う。神奈川県と国交省が6日発表した。調査後、逗子市にも報告をする。

黒岩祐治知事は、事故現場は県が指定した急傾斜地の土砂災害警戒区域であったことから、県内の同区域約8700カ所のうち、県管理の道路に隣接する斜面を緊急点検する方針を明らかにした。点検の箇所数は未定で、今月中に職員が目視確認する。
黒岩知事は県庁で記者団に「このような痛ましい事故が再び起きないよう、県民の安心確保に取り組みたい」と強調した。
逗子市に近い三浦市の観測地点では、1月30日以降、雨が観測されていなかった。直近の降雨がない場合でも、風化で斜面の土がもろくなって崩れることがあるといい、国交省の専門家は原因や崩落のメカニズムを調べる。
事故現場の斜面は、マンションの敷地内で、所有者はマンション住人らでつくる管理組合になっている。女子生徒は斜面の下にある市道を歩いていて土砂に巻き込まれた。
管理会社などによると、マンションは2004年7月完成。管理会社は、所有者と契約し、マンション建物の保守業務をしていた。崩れた斜面に関しての専門的な保守業務は契約に含まれておらず、管理会社は「月1回以上、目視による点検をしていた」という。〔共同〕