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FCA、新型肺炎で欧州工場停止の可能性 19年は減収

【フランクフルト=深尾幸生】欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の欧州での自動車生産が、中国での新型コロナウイルスの感染拡大の影響で停止する可能性があることが6日わかった。英フィナンシャル・タイムズ(FT)がマイケル・マンリー最高経営責任者(CEO)の話として報じた。同日発表した19年12月期通期の決算は、売上高が前の期比2%減の1081億8700万ユーロ(約13兆600億円)だった。

FCAは新型肺炎で欧州工場が停止する可能性に言及した=ロイター

実際に生産が止まれば、中国の外では韓国の現代自動車が生産を停止したのに続く動きとなる。FTによるとマンリーCEOは、今後2~4週間で「FCAの(欧州の)工場のうちの1つ停止を余儀なくされるかが判明する」と述べた。欧州のどの工場かは明らかにしていない。

中国から欧州のFCAの工場に部品を供給する部品メーカーで、中国の生産を止めている会社が4つあり、このうち1社からの供給が危ぶまれるという。残りの3社についても中国での生産停止が2月末まで長引けば、FCAの生産に影響が出る可能性がある。

FCAのリチャード・パルマー最高財務責任者は同日の決算電話会見で「コロナウイルスの影響はまだ定量化できないが、新たな逆風の1つだ」と述べた。

FCAが同日発表した19年12月期通期の決算によると、世界販売台数は441万8千台と前の期より9%減った。部品部門のマニエッティ・マレリの売却益が37億6900万ユーロ出たため、純利益は83%増の66億3千万ユーロとなった。指標とする継続事業ベースの調整後EBIT(利払い・税引き前利益)は1%減の66億6800万ユーロだった。

北米部門の調整後EBITは7%増の66億9千万ユーロと過去最高を記録した。アジア大洋州部門や欧州・中東・アフリカ部門の赤字を補った。

19年12月に合意した仏グループPSAとの経営統合についてマンリーCEOは「統合完了まで大きな障害は予想していない」と20年末~21年初めの完了に自信を示した。PSAとの統合で地域バランスの偏りを是正する考えだ。

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