中国、春節の旅客輸送量35%減

2020/2/6 21:28
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【大連=渡辺伸】中国政府は6日、2020年の春節(旧正月)前後の27日間で飛行機や鉄道による旅客輸送量が前年同期と比べて35%減ったと発表した。湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの人の移動への影響が統計として表れた。肺炎の感染者数は急増しており、旅客輸送量は今後も減る見通し。中国経済への打撃が明確になってきた。

新型肺炎の影響で旅客輸送量は大幅に減った(1月27日撮影、上海浦東国際空港)=ロイター

交通運輸省の幹部らが6日に記者会見を開いた。1月10日から2月5日までの27日間で旅客輸送量は延べ13億1800万人だった。そのうち道路は10億7千万人で前年同期に比べて36%減、鉄道は1億9700万人で同26%減、航空機(軍用機などを除く民間用)は3500万人で同27%減った。

中国政府は1月上旬時点で、春節を巡る帰省ラッシュなどで1月10日から2月18日までの40日間で延べ30億人が移動すると予測していた。

新型肺炎の影響が深刻化した1月29日以降の旅客輸送量は1日平均で約1300万人となり、前年同期比で80%以上減った。足元から2月18日までの旅客輸送量は「延べで4億人程度と、前年同期に比べ70%減りそうだ」と交通運輸省の幹部は指摘する。航空機では2月6日から12日までの予約量が前年同期の40%程度にとどまる見通しだ。

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