関西財界セミナー開幕 イベント機に持続発展を

2020/2/6 18:29
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関西の企業経営者らが幅広いテーマで議論する第58回関西財界セミナー(関西経済連合会、関西経済同友会が主催)が6日、開幕した。テーマは「好機のいま、はばたく関西~起爆剤を発展につなげる」。関西で予定するスポーツの国際大会や2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)を契機に、持続発展をどう実現するかを話し合った。

午前中の全体会議で関経連の松本正義会長(住友電気工業会長)は「イベントを一過性のものに終わらせず、いかにレガシー(遺産)を未来に継承していくべきかが求められている」と訴えた。

目先の大型イベントでは生涯スポーツの国際大会、ワールドマスターズゲームズが21年に迫る。大阪国際会議場の福島伸一社長は開催地域が共同で観光ルートを作って情報発信し、参加者の回遊を促すアイデアを提案。「競技後も長く滞在し、関西を観光してほしい」と期待を込めた。

イノベーションの創出については万博の閉幕後も息の長い取り組みが重要になる。スタートアップ支援を手掛けるリバネス(東京・新宿)の丸幸弘グループ最高経営責任者(CEO)は、スタートアップのエコシステム(生態系)形成には「万博は通過点」と断言。大企業や自治体などを巻き込み、30年にも東京に並ぶエコシステムを関西でつくる構想を示した。

デジタル革命も話題にのぼった。りそなホールディングスの東和浩社長は「日本のデジタル化は進んでおらず、取り組みがバラバラだ。試行が試行で終わる懸念を持っており、結合や統合が必要だ」と強調した。

6日は約680人が参加した。7日も6つの分科会で議論を続け、主催者声明などを予定する。

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