日本製鉄の稼ぐ力、世界大手の「半分」に

日本製鉄が2月7日15時に2019年4～12月期連結決算（国際会計基準）を発表する。世界的な景気減速で鋼材需要が低迷し減益が濃厚だ。対応策として国内の一部製鉄所の高炉休止を公表するとみられるが、同社は構造的な問題を抱えている。世界のライバルの「半分」に落ち込んだ稼ぐ力を回復させるハードルは低くない。

20年3月期の純利益は前期比84%減の400億円と見込む。中国勢による過剰生産で鉄鋼市況が低迷し...