インド中銀、金利据え置き インフレを懸念

2020/2/6 16:38
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【ニューデリー=早川麗】インド準備銀行(中央銀行)は6日、金融政策決定会合を開き、政策金利を5.15%で据え置いた。2019年12月に消費者物価指数(CPI)上昇率が7.35%にまで高まり、中銀が中期目標とする「4%前後」を大きく超えた。インドは経済成長が減速するなか19年10月まで利下げを続けてきたが、インフレ懸念の強まりを受けて2会合連続で据え置きを決めた。

中銀のダス総裁は物価上昇への警戒を示した(6日、ムンバイ)=ロイター

同国の実質経済成長率は19年度に5.0%と11年ぶりの低水準となる見通し。中銀は景気刺激のため19年に相次ぎ利下げを実施し、累計で1.35%引き下げた。だが、今のところ景気への影響は限定的だ。中銀は声明で「今後の利下げ余地はあるが、インフレ動向が読みにくい」と述べ、物価上昇への警戒感を示した。

CPI上昇率は19年10月に4%を上回り、同年12月は5年5カ月ぶりの伸び率となった。特に天候不順を背景に野菜を中心に値上がりが厳しく、庶民の生活を直撃した。中銀は20年度前半のCPI上昇率を5.0~5.4%と予測し、前回12月の会合の予測(3.8~4.0%)から大きく上方修正した。

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