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NYダウ続伸し483ドル高 ナスダックとS&P500は最高値

【NQNニューヨーク=古江敦子】5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比483ドル22セント(1.7%)高の2万9290ドル85セントで終えた。過去3日間の上昇幅は1034ドルに達した。新型肺炎の治療薬の発見に関する報道や中国政府による景気支援策への期待が続き、感染拡大を受けた世界景気への懸念が和らいだ。市場予想を上回る米経済指標の改善も買い要因だった。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は前日比40.709ポイント(0.4%)高の9508.683、機関投資家の多くが運用の参照とするS&P500種株価指数は37.10ポイント高の3334.69で終えた。ともに3日続伸し、過去最高値を更新した。

5日、ロイター通信などが中国メディアを引用して「中国の浙江大学の研究者が新型肺炎に効果的な治療薬を発見した」と伝えた。英国の科学者がワクチン開発で大きく前進したとの報道もあった。中国人民銀行(中央銀行)は金融市場への巨額の資金供給に加え、預金準備率の引き下げなど追加緩和に動くとの観測も強まっている。5日の中国株高も重なり、投資家心理が改善した。

米雇用サービス会社、ADPが朝方発表した1月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数が前月比29万1000人増えた。市場予想(15万人増)を上回った。米サプライマネジメント協会(ISM)発表の1月の非製造業景況感指数は55.5と市場予想(55.0)より良かった。米景気の拡大基調は続いているとの見方も買いを促した。

今後の米株については「新型肺炎を巡る事態が悪化すれば、中国だけでなく世界の中央銀行の金融緩和を期待した買いが相場を支える」(スウォーズモア・グループのカート・ブランナー氏)との声が聞かれた。一方、「新型肺炎のワクチンが見つかっても市場に出回るには時間がかかり、それまでに企業業績や景況感が悪化する。相場上昇は一時的だ」(ジョーンズトレーディングのマイケル・オルーク氏)との指摘もあった。

個別銘柄では、医療保険のユナイテッドヘルス・グループが大きく上げ、1銘柄でダウ平均を100ドル強押し上げた。原油先物相場の上昇を受け、シェブロンなど石油株が上昇。IT(情報技術)のIBMの上げも目立つ。中国売上高が大きい化学のダウや工業製品・事務用品のスリーエム、建機のキャタピラーも高い。

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