NYダウ、上げ幅一時470ドル超 新型肺炎への懸念和らぐ

2020/2/6 5:24
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ニューヨーク証券取引所=AP

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【NQNニューヨーク=古江敦子】5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、15時現在は前日比445ドル47セント高の2万9253ドル10セントで推移している。上げ幅は470ドルを超える場面もあった。新型肺炎の治療薬に関する報道や中国の積極的な景気支援策への期待が続き、感染拡大による世界景気への悪影響が和らぐとの見方が強まった。市場予想を上回る米経済指標が続いたことも投資家心理を強気に傾けた。

5日、ロイター通信などが中国メディアを引用して「中国の浙江大学の研究者が新型肺炎に効果的な治療薬を発見した」と報じた。中国人民銀行(中央銀行)は市場への巨額の資金供給に加え、預金準備率の引き下げなど金融緩和策に動く可能性があるとの期待も続いた。感染拡大への懸念は残るが、実体経済への悪影響は限られるとの見方が増えた。

米雇用サービス会社ADPが朝方発表した1月の全米雇用リポートで。民間の雇用者数の増加幅が市場予想を大きく上回った。米サプライマネジメント協会(ISM)発表の1月の非製造業景況感指数も市場予想以上に改善し、米景気の拡大基調が続いていると受け止められた。

中国売上高が大きい化学のダウや工業製品・事務用品のスリーエム、建機のキャタピラーが高い。原油先物相場の上昇を受け、シェブロンなど石油株も上昇。医療保険のユナイテッドヘルス・グループやIT(情報技術)のIBMの上げも目立つ。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数、機関投資家が運用の参照にするS&P500種株価指数も3日続伸している。両指数とも過去最高値を上回って推移している。

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