金沢城の御殿「復元可能」 石川県、基本方針策定へ

2020/2/5 17:25
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石川県が復元整備を目指す金沢城「二の丸御殿」を巡り、残された史料を基に再建の可能性を議論してきた調査検討委員会は5日までに、谷本正憲知事に「復元は可能」と報告した。谷本氏は「本格的に作業を始めたい」として、2020年度に整備の前提となる基本方針を策定する考えを示している。

石川県が御殿の復元を検討している金沢城公園二の丸広場(金沢市)=共同

金沢城は江戸時代の加賀藩・前田家の居城。二の丸御殿は儀礼や政務の場「表向(おもてむき)」、藩主の居住空間「御居間廻り(おいままわり)」などで構成され、建物の面積は約1万平方メートル。明治期に焼失して以降再建されておらず、現在は広場になっている。

調査検討委の藤井譲治委員長(京都大名誉教授)は「表向の復元整備を進めることは可能」と述べた上で、財政や資材の確保、技術的な点から段階的な実施も選択肢と指摘。御居間廻りなどは建物に変遷があるとされ「引き続き調査検討を行う必要がある」とした。

県は1996年から一帯を公園として整備し始め、これまでに門や堀などを復元。二の丸御殿は内装に関する史料が乏しく見通しが立たなかったが、内外装を詳細に記録した仕様書が昨年新たに見つかった。〔共同〕

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