メディアキャスト、防災無線をテレビとスマホ同時配信

BP速報
2020/2/5 12:15
保存
共有
印刷
その他

テレビでのサービスイメージ(出所:メディアキャスト)

テレビでのサービスイメージ(出所:メディアキャスト)

日経クロステック

放送システム開発のメディアキャスト(東京・品川)は4日、各自治体が防災行政無線を通じて配信する音声を、テレビとスマートフォンに自動で同時配信するシステムを商品化したと発表した。地域の防災情報の提供に取り組むケーブルテレビへの展開を想定する。

防災行政無線については、豪雨時に屋外スピーカーからの情報が聞き取りにくいという課題がある。また、建物構造の密閉化により聞こえづらいというケースも増えている。一方で、戸別受信機を導入するのには、受信端末を調達するのに高い費用がかかる。

今回のシステムでは、ケーブルテレビ局のコミュニティーチャンネルのデータ放送で防災行政無線が伝える「緊急情報」「避難勧告」「避難指示」などの情報を、一般のテレビ端末を使って、音声で聞けるようにする。

コミュニティーチャンネルのテレビ画面に、発報告知の情報を強制表示する。視聴者がリモコンの指定ボタンを押すと、防災行政無線の内容が音声で繰り返し再生される。繰り返し再生により、聞き逃しにも対応できる。また、スマホアプリにも同時自動配信を可能にした。停電などでテレビが使えないときや、外出時に、スマホアプリにより強制的にプッシュ通知する。

メディアキャストでは、2015年の東京ケーブルネットワークの実証実験を皮切りに実証実験や特注の形で、ケーブルテレビのコミュニティーチャンネルにおけるデータ放送を使って防災行政無線の音声を提供するシステムを開発、進化させてきた。17年に佐賀県武雄市のケーブルワンが開始したコミュニティーチャンネルのデータ放送とスマホアプリへの同時配信にも開発協力していた。

今回は、特注品ではなく製品化することで、導入局のコスト低減を図るという。また、複数地域の防災行政無線との連携を可能し、広域をカバーするケーブルテレビ局でも地域ごとに適切な情報を送信できるようにした。

(日経クロステック/日経ニューメディア 田中正晴)

[日経クロステック 2020年2月4日掲載]

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

日経BPの関連記事

電子版トップ



[PR]