斜面の土砂崩れ18歳女性死亡 神奈川・逗子
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5日午前8時5分ごろ、神奈川県逗子市池子2で「道路脇の土砂が崩れた」と119番通報があった。県警逗子署によると市道脇の斜面が崩れて歩行者の女性(18)が土砂の下敷きになり、病院に搬送されたが、まもなく死亡が確認された。消防によると、現場の捜索作業を終え、他に埋もれている人は見つからなかった。
同署などによると、斜面は県指定の「土砂災害警戒区域」に含まれている。高さ20メートル程度で、路上から数メートルの高さまで補強されていたが、その上部の土砂が崩れたという。崩れた土砂の量は約20立方メートルとみられる。斜面の上にはマンションがある。

現場はJR横須賀線の東逗子駅から北に800メートル余り離れた住宅などが立ち並ぶ地域。
斜面は一部分が大きくえぐれ、道路は多数の大きな石を含む土砂に覆われ、ガードレールは折れ曲がっていた。近所の女性は「1人が担架に乗せられて搬送され、救急隊員が血だらけのかばんを持っていた。通学路で朝は人通りも多い。まさかここで土砂崩れがあるとは」と話した。