新型コロナ10人陽性 クルーズ船客ら、日本人は3人

2020/2/5 8:32 (2020/2/5 11:00更新)
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厚生労働省は5日午前、横浜沖に停泊し検疫を受けていたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客ら10人から新型コロナウイルスの感染者が見つかったと明らかにした。香港で下船した男性が下船後に感染が確認されたことを受け、3日から検疫官が乗り込んで乗員・乗客計約3700人の健康状態などの聞き取りを続けていた。

加藤勝信厚生労働相は5日午前、記者会見で「乗客らには最大14日間、船内にとどまっていただく」と説明した。安倍晋三首相は5日午前の衆院予算委員会で「乗客、乗員の健康状態の確認を最優先にしつつ、感染拡大防止に向けて万全の対策を講じる」と述べた。

船内には乗客2666人、乗員1045人が乗っていた。56の国・地域の人々がいるという。273人分の検体を採取し、検査結果が判明した31人のうち50~80代の10人が陽性と確認された。日本人は3人。感染者は5日午前7時半ごろから神奈川県内の医療機関に搬送した。陽性が確認された10人の症状は発熱や呼吸器症状などで、39度台の熱がある人もいるといい、搬送先の医療機関で詳しく調べる。

記者会見する加藤厚労相(5日午前、厚労省)

記者会見する加藤厚労相(5日午前、厚労省)

乗客らは寄港先ですでに入国手続き済みで、陽性が確認された10人は国内感染者として扱う。残りの乗客乗員については必要な期間、船内で待機させ、検疫を続行する。

クルーズ船は1月20日に横浜港を出港。鹿児島に寄った後、25日に香港に寄港した。その後、ベトナムや台湾、沖縄などを経て、2月3日に横浜港に戻ってきた。その間、香港当局からの通報で横浜で乗船し、香港で下船した男性が発症し、新型肺炎と確認されたことが判明。厚労省は船を横浜沖に停泊させて乗客らを下船させずに検疫官が乗り込む「臨船検疫」を続けていた。

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