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米メーシーズ、全店の1割強を閉鎖へ 2000人削減

【ニューヨーク=高橋そら】米百貨店大手メーシーズは4日、今後3年間で全店舗の1割強にあたる125店を閉鎖すると発表した。現在2カ所にある本社機能は統一し、従業員のうち9%にあたる約2000人を削減する。ネット通販の台頭や消費者の嗜好の変化で百貨店の収益は低迷しており、大規模なテコ入れに乗り出す。

メーシーズの売り上げは減少している(ニューヨーク市)=ロイター

メーシーズは現在、全米で約870店を運営している。うち約680店が「メーシーズ」や「ブルーミングデールズ」といった百貨店業態だ。ニューヨーク市など都市部に独立型店舗を展開しているほか、郊外のショッピングセンター(SC)にも入居している。

今回集中的に閉鎖するのは、集客力の低い一部の大型SCに入居する店舗だ。人口の少ない郊外の大型SCは若年層や家族連れの来客が減っているためだ。メーシーズのジェフ・ジェネット最高経営責任者(CEO)は声明で「ビジネスの健全な部分に資源を集中する」と述べた。

近年は米アマゾン・ドット・コムに代表されるネット通販が消費の主流となり、実店舗に頼る同社の収益力は低下していた。4日発表した20年1月期通期の売上高(暫定値)は前期比2%減の245億ドル(約2兆6800億円)だった。今期にはさらに減り236億~239億ドルになると見込む。消費者の嗜好の変化に合わせ、自社運営のネット通販サイトや体験型店舗の拡充に力を入れてきたが、本格的な業績回復には至っていない。

本社もスリム化する。同社は1994年以降、本社機能をオハイオ州シンシナティとニューヨークの2カ所に置いてきた。今後はファッションや先端技術の発信地であるニューヨークに統一する。本社に勤務する従業員の大規模なリストラにも踏み切る。

同社は店舗と本社機能の合理化により、20年に6億ドル、22年末までに年約15億ドルのコスト削減を目指す。捻出した資金は新型店の出店や先端技術への投資に回すという。

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