ロシアとトルコ、シリア安定へ緊急措置 首脳が電話協議

2020/2/5 7:02
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【モスクワ=小川知世】ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は4日、電話協議し、内戦が続くシリア北西部イドリブ県の情勢安定へ緊急措置を講じることで合意した。同県では駐留するトルコ軍とシリアのアサド政権軍が3日に交戦し、多数の死傷者が出た。同政権を支援するロシアは緊張緩和に取り組む構えを示し、トルコとの関係維持を図る。

ロシアのプーチン大統領(左)とトルコのエルドアン大統領は4日、電話でシリア情勢を協議した(1月のイスタンブールでの首脳会談)=AP

ロシア大統領府によると、協議はトルコ側が提案した。緊急措置の内容は明らかになっていないが、ロシアがアサド政権軍にトルコへの攻撃を控えるように働きかけることなどが考えられる。

エルドアン氏は攻撃が繰り返されれば「自衛権を行使する」と述べ、衝突回避を訴えた。トルコが支援する反体制派の制圧を目指すアサド政権軍は4日、トルコ軍の攻撃に報復する用意があると表明し、けん制を強めている。ロシアはトルコとの決定的な対立は避けたい考えだが、本格的に事態収拾に乗り出すかはなお不透明だ。

プーチン氏はイドリブ県で過激派が勢いを強めているとして、停戦に向けて結んだ合意を厳守する必要性を強調した。トルコが約束した過激派の武装解除が進まないことを暗に非難した。

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