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ロームの4~12月期、純利益51%減 自動車関連が低調

企業決算
2020/2/4 21:00
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ロームが4日発表した2019年4~12月期の連結決算は、純利益が前年同期比51%減の214億円となり、同期間として7年ぶりの低水準だった。中国や欧州で設備投資の低調な状態が続き、産業機器向けの部品が振るわなかった。自動車関連の部品も伸び悩んだ。20年1~3月期以降についても、新型肺炎の影響などで見通しの不透明な状況が続く。

売上高は10%減の2791億円だった。米中貿易摩擦を受けた世界的な設備投資の手控えを受け、ファクトリーオートメーション(FA)に必要な産業機械向け部品が振るわなかった。家電製品向け部品も落ち込んだ。

中国など自動車市場の停滞の影響も直撃した。自動車関連ではカーナビやカーオーディオ向け部品が減少。電気自動車(EV)向けに採用が進む次世代半導体材料の炭化ケイ素(SiC)を使った部品も影響を受けた。自動車の電装化に対応した部品は伸びたが補えなかった。営業利益は262億円と49%減少した。

次世代材料「SiC」製半導体も自動車市場低迷の影響を受けた

次世代材料「SiC」製半導体も自動車市場低迷の影響を受けた

対ドルの為替レートが円高に振れたため、営業外損益で22億円の為替差損(前年同期は47億円の為替差益)を計上した。経常利益は286億円と52%減った。

20年3月期通期は売上高が前期比9%減の3650億円、純利益が52%減の220億円とする従来予想を据え置いた。通期予想に対する4~12月期の純利益の進捗率は98%に達する。ロームは20年1~3月期については「依然として不透明感があり、状況を慎重に見極める必要がある」(IR室長)としている。

新型肺炎の感染拡大により、中国などの旧正月にあたる「春節」休みの延長に伴う現地工場の操業停止が長引けば、業績の下押し要因になる可能性もある。

21年3月期についても不透明感が漂う。もっとも、19年4~12月期決算を発表する前の市場予想平均(QUICKコンセンサス)によると、21年3月期の純利益は359億円と今期の会社予想比で63%増える見込みだ。ロームの業績回復は、次世代通信規格「5G」関連など新たな需要を開拓できるかにかかっている。

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