首里城、正殿にがれき散乱 見せる再建へ焼失跡初公開

2020/2/4 15:15
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火災で全焼し、赤瓦や配管などが散乱した首里城の鎖之間(4日、那覇市)=共同

火災で全焼し、赤瓦や配管などが散乱した首里城の鎖之間(4日、那覇市)=共同

昨年10月に火災があった首里城(那覇市)を管理する一般財団法人「沖縄美ら島財団」などは4日、沖縄県警が火災の捜査を終結したことを受け、出火場所とみられる正殿周辺を含む火災現場を報道陣に公開した。県などは一般向けの立ち入りエリアを広げ、「見せる再建」を進める。奉神門から先にある焼失建物の公開は初めて。

正殿跡にはがれきが散乱し、正面には竜をかたどった「大龍柱」一対がすすけた状態で立っていた。北殿や南殿・番所は骨組みが残ったが、赤瓦が落ちたり、窓ガラスが割れたりしていた。

国の担当者はがれきが山積みになった御庭(中庭)で、今後の作業の見通しを説明した。今月下旬ごろから、破損した瓦などの分別や撤去に着手。大龍柱はひび割れの応急措置をしてから移動させる。北殿や南殿・番所などの解体作業も順次進める。がれきを分別するイベントも検討し、市民らが参加しながら再建していく考えを強調した。

県や政府は、3月上旬から首里城公園内でプロジェクションマッピングをしたり、今春の大型連休をめどに一般公開したりして、観光客誘致に力を入れる方針だ。

火災は昨年10月31日午前2時半ごろ発生。正殿など6棟を全焼し、奉神門など2棟を焼損した。県警は今年1月29日、出火原因は特定できないと結論付け、立ち入り規制を解除しても問題ないと財団に伝えた。財団は地元の自治会や工事関係者らにも現場を公開した。〔共同〕

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