現場作業員をスマートグラスで支援、独製品が日本上陸
拡張現実(AR)技術を使ったサービスなどを手掛けるアウトソーシングテクノロジー(東京・千代田)は4日、眼鏡型ウエアラブル端末「スマートグラス」による現場の生産性向上支援サービスを展開する独ユビマックスの製品の販売を始めると発表した。労働力不足に悩む物流や製造の現場向けに、各業界に特化した技術者と合わせて活用を促す。

物流現場での商品のピッキング作業に加え、製造工程での作業支援や点検業務の効率化、熟練者による現場作業者の遠隔支援という4つのサービスを提供する。倉庫内でのピッキング作業の場合、ピッキングする製品や保管場所、作業ルートなどの手順をグラス上に表示する。
ユビマックスのサービスは独BMWや米コカ・コーラの系列企業など、世界で400社が導入済みという。コカ・コーラの系列企業は2カ月で約8%ピッキングの精度が高まり、現状で100%近い精度を実現したという。
(井原敏宏)
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