/

1月の米製造業景況感、6カ月ぶり拡大圏に回復

【ワシントン=長沼亜紀】米サプライマネジメント協会(ISM)が3日発表した1月の米製造業景況感指数は前月比3.1ポイント上昇の50.9で、景気の拡大・縮小の境目である50を6カ月ぶりに上回った。受注と生産の上昇が全体をけん引した。米中貿易交渉の第1段階合意が景況感を押し上げたとみられる。

米製造業景況感は6カ月ぶりに拡大圏に(米ミシガン州の自動車エンジン工場)=ロイター

ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(48.5程度)も上回った。5つの指数構成項目のうち「生産」が9.5ポイント上昇の54.3と大きく改善し、2019年4月以来9カ月ぶりの高水準となった。「新規受注」は4.4ポイント上昇し52.0、「雇用」は1.4ポイント上昇の46.6だった。18分野の回答企業うち8分野が「拡大」を報告した。

回答企業は「事業は大きく上向いた」(コンピューター・電子製品製造業)、「20年は昨年末より力強いスタートなった」(金属加工業)など前向きなコメントが目立った。

米製造業の景況感は、海外経済の減速と米中などが関税をかけ合う貿易摩擦の影響で19年8月に不況を示す50を割り込み、その後も低迷が続いていた。しかし、米中両国が12月中旬に貿易交渉の第1段階の合意を発表したことをうけ、不透明感がやや和らいだ。

ただ先行きを警戒する声は多い。経済調査会社パンセオン・マクロエコノミックス主任エコノミストのイアン・シェファードソン氏は「新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大をうけた中国の需要減と供給網の乱れで指数は再び落ち込む」との見方を示した。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン