日立造船、社長に三野氏 「利益率改善が第一目標」

2020/2/3 19:42
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記者会見する日立造船の三野禎男氏(3日、大阪市内)

記者会見する日立造船の三野禎男氏(3日、大阪市内)

日立造船は3日、三野禎男副社長(62)が4月1日付で社長兼最高執行責任者(COO)に就任すると発表した。谷所敬会長兼社長(70)は代表権のある会長兼最高経営責任者(CEO)に就く。主力のごみ処理プラントは国内での新設市場の成長は期待しにくい。低迷する利益率改善に向け、好採算だが手薄な海外でのプラント運営強化が課題となりそうだ。

「在任7年間で事業規模の拡大できた」。3日の大阪市内の記者会見で谷所氏はこう強調した。19年3月期の連結売上高は3781億円と、就任する前の13年3月期と比べ27%増えた。ドイツでの買収などで注力領域と位置づける保守分野も強化した。

もっとも採算改善は遅れた。売上高営業利益率は19年3月期まで2期連続で2%以下で、20年3月期も3%台にとどまる見通し。「利益率を高めることを第一目標に、規模の拡大も図る」。三野氏も記者会見でこう述べた。同氏は主力の環境事業が長く、営業や生産部門も統括した。効率的なプラント運営に欠かせない人工知能(AI)には競合も力を入れる。素早く新技術を取り入れて事業にいかすか。三野氏の幅広い経歴をいかした経営手腕が問われる。

(横山龍太郎)

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