都心低空を試験飛行 羽田新ルート運用で国交省

羽田空港の国際線の発着枠拡大に向け、国土交通省は2日、3月29日から運用する新たな飛行ルートのうち、東京都心を低空で通過するルートの飛行試験を初めて実施した。騒音や落下物などへの懸念から住民の間には反発もあり、同省は試験を重ねて理解を求める。
2日の飛行試験は、南風が吹く状況で羽田空港に着陸するルートが対象。午後4時20分ごろから同6時ごろの間、実際に航空機が品川区や渋谷区などの上空を飛行した。
新ルートを巡っては、江戸川区と江東区の上空に飛び立つ北風時のルートの飛行試験が1月30日に初めて行われた。国交省は3月11日までに、北風と南風のルートの飛行試験を各7日間程度実施するとしている。
関連企業・業界
業界: