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西尾の抹茶GI取り下げへ 地元組合国に申請、全国初

愛知県西尾市の西尾茶協同組合が、地域の農林水産物や食品のブランドを守る地理的表示(GI)保護制度に登録されている「西尾の抹茶」を対象から外すよう、農林水産省に2月中に申請する方針を決めたことが2日までに分かった。同組合によると、「流通面のメリットがない」のが理由といい、取り下げは全国で初めてとしている。

「西尾の抹茶」は2017年3月、同市と隣接する愛知県安城市を生産地、同組合を生産者団体として登録された。渋味が少なく、うま味が強いのが特徴で、茶畑に日よけの覆いを掛けた状態での栽培を定めている。

手間や時間がかかるため、出荷価格は1キロ当たり約3千円となる。

抹茶は近年、世界的なブームで、同組合はブランド力向上を目指している。市場では1キロ当たり千円程度の製品が求められるため、GI登録を取り下げ、低価格の製品も扱えるようにする。

同組合関係者は取材に「制度自体の周知が進んでおらず、逆に販路が狭まってしまった」と話している。

取り下げと同時に、乾燥させた茶葉をフレーク状にした「西尾の碾茶(てんちゃ)」のGI登録を農水省に申請する予定。

制度は15年に始まり、19年12月10日時点で、北海道夕張市の「夕張メロン」や兵庫県内の「神戸ビーフ」など計89品目が登録されている。

〔共同〕

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