北陸3県の転出超過が拡大 19年人口移動

2020/1/31 21:12
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総務省は31日、2019年の住民基本台帳に基づく外国人を含む人口移動報告を発表した。北陸3県はいずれも転出超過で、超過数は各県とも18年よりも増えた。20年に五輪・パラリンピックを控える東京圏など都市部への転出の加速が止まらないようだ。

石川県の転出超過数は2602人で18年より1074人増加した。進学や就職を機に石川を離れるケースが多いとみられ、県の担当者は「東京や大阪などの大都市圏に人口が流出している」とする。

市町村別では能登町(305人)や七尾市(339人)など過疎化が進む能登半島の自治体の転出が目立つ。一方、転入超過だったのはかほく市(322人)、白山市(230人)など周辺に製造業が集積して雇用が豊富にあり、住宅地の整備などが進んだ地域だ。

福井県は3336人の転出超過と、18年より949人増加した。県未来戦略課は「東京圏はもとより、万博が決まって建設ラッシュに沸く大阪への転出が大きい」と話す。新卒就職などで県を離れる若者が多いとみて、関西圏の学生のU・Iターン促進などに力を入れる。県内17市町のうち、転入超過は鯖江市、あわら市、小浜市の3市だけ。転出超過は越前市が最も大きかった。

富山県は18年より741人増え、2326人の転出超過だった。県統計調査課では「東京圏への転出拡大が要因となっているのではないか」とみている。

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