シンガポール、中国人の入国禁止 新型肺炎感染に懸念

2020/1/31 20:42
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【シンガポール=谷繭子】シンガポール政府は31日、中国人の入国や空港での乗り継ぎを禁止すると発表した。中国人への新たなビザの発行を中止するほか、2週間以内に中国を訪れた渡航者の入国・乗り継ぎも2月1日から禁じる。新型肺炎の感染が中国全土に広がっていると判断し、予防的措置をとることで自国内での感染拡大を防ぐ。

新型肺炎対策を発表するローレンス・ウォン国家開発相(右)

シンガポール国民や、永住権や長期ビザを持つ居住者は入国を認めるが、14日間の自宅待機を求める。シンガポールはすでに湖北省発行のパスポートを持つ中国人や同省を訪問した外国人の入国を禁じていたが、対象を中国全土に広げる。

シンガポールでは31日までに16人の新型肺炎感染者が確認された。1人は湖北省武漢市に旅行していたシンガポール人で、15人は武漢市に訪問歴のある中国人旅行者。

シンガポールを訪問する外国人旅行客は2018年に1850万人で、中国人は18%にあたる341万人。観光業やホテル業界など広範な産業が打撃を受ける見通しだ。すでに中国人の入国は新型肺炎の発生前に比べ「80%減少した」(ローレンス・ウォン国家開発相)という。

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