日本製鉄の呉高炉休止、呉市が対応策検討

2020/1/31 20:33
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日本製鉄が呉製鉄所(広島県呉市)の全高炉を数年以内に休止する方針であることが明らかになり、呉市は日鉄の正式発表を受けた後、対応策を検討する会議を立ち上げるもようだ。同製鉄所や関係会社では3000人を超す従業員が働いており、全面閉鎖となった場合は地元経済や雇用に影響を与えるのは必至だ。県や関係企業も情報収集を急いでいる。

高炉休止が明らかとなった日鉄日新製鋼の呉製鉄所(広島県呉市)

呉市は2月初旬に想定される日鉄の正式発表の後に「対策会議を立ち上げることになりそう」(商工振興課)とコメントした。マツダは日鉄日新製鋼を含む日鉄グループから鋼板や鋼材を購入しており、車両の骨格部品などに使っている。高炉の閉鎖によるマツダへの影響については「コメントを差し控える」としている。県や中国経産局は情報収集中としてコメントを差し控えた。

呉製鉄所は1951年、呉市を産業都市に成長させた旧呉海軍工廠(こうしょう)の製鋼部が前身。子会社の日鉄日新製鋼が運営し、自動車の高機能鋼板となる鋼材などを製造している。周辺には潜水艦や大型艦船も停泊する海上自衛隊の基地や、淀川製鋼所などの大規模工場が立地する。

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